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INTERVIEW
02

神港園しあわせの家
特别養護老人ホーム

亀井 美幸さん

介護福祉士/生活相談員

今までにどんなお仕事をされてきましたか?

短大を卒業後、神港園に入職して18年になります。元々は入所施設で生活介助を行っていました。今は特別養護老人ホームで生活相談員の仕事に就いてまもなく2年目になります。「利用者さんは施設に入る前、どんな生活を送っていたんだろう?」という「背景」に目を向けながら日々介助を行っていた中で、生活相談員への職種変更をすることになりました。直接的な介助をする場面は減りましたが、ご利用者さんが過ごしてきた環境に目を向け、ご家族との面談を通し、今まで歩んでこられた出来事に寄り添いながらこれからの生活をイメージし提案を行えるようになりました。まだまだ勉強中ですが、とても刺激的な毎日です。

介護職として15年、どんな部分にやりがいを感じていましたか?

現場にいた頃に痛感していのは「人の心を動かすのは難しい」ということでした。ご利用者さんにとって、ご自宅から離れる事になって、急に現れた「介助者」という存在に心を許せないのは無理もない話だと思うんです。それでも中々話をしてくれない方の所に挨拶にいき、好みを探りながら、穏やかに過ごせる環境を整え、少しずつ関係性を築くうちに「あなたやったら」と信頼して頂き、生活に寄り添えるようになった時は、嬉しい気持ちが込み上げてきましたね。

一方、現職の生活相談員としてのやりがいはどんな部分に感じますか?

ご家族に日常の様子や体調について今の生活をお伝えしご家族に寄り添いながら不安を一つずつ安心に繋げる事。また、迷いや戸惑いに対して介護・医療など複数の視点で連携を取り合ったり、ご利用者さんとそのご家族と共に、納得のいく選択を一緒に考えて進んでいけることは、生活相談員だからこそできる事。とても大きなやりがいかなと思います。

入職して18年とのことですが、長く働けている理由はどこにあると思いますか?

一つの施設でもずっと同じ環境というわけでなく、拠点が変わればまたゼロスタートになるというのが入職の頃からの私の考えでした。私のように部署が変わって、生活相談員としてゼロからのスタートを切ったり、環境の変化が持てるという面では、挑戦によって新たな自分を知るきっかけでもあると思っています。また、共に考え悩み進んできたチームの存在も長く続けられた一つです。加えて、私は二回の産休・育休を経験させてもらいました。復帰してからも働ける環境があるのはとても有難いですね。

神港園はどんな法人だと思いますか?

常に時代に合わせた進化を行っている法人ですかね。今はロボット化の時代とも言われる介護業界ですが、神港園では現場の意見も聞きながら速やかに機械の導入に動いてくださいました。一番はご利用者さんの負担を減らすためですが、職員の負担についても目を向けてくださって、施設長も一緒になって研修を行いながら、機械の善し悪しについて考えたり…。現場の意見を汲み取って、一丸となって対応してくれる施設だと思います!

今後の目標を教えてください。

長年の現場での経験を活かしながら、施設に入りたい方々の支援もできればと思っています。今は私たちから施設の取り組みを発信し入所と相談を受けていますが、今後ボランティアや集える場所としてこの場所を多くの方に知って頂き交流の場として足を運んで頂き神港園を選んで来てくれる場所でありたいので、今後も一層、ご利用者さんの生活を豊かにする場所作りをしていきたいです。

最後に、自分や一緒に働く同僚を色で例えるなら何色ですか?

私自身はオレンジです。職種も変わり、知りたいことが毎日増えている状況で、わかるたびに暖色が広がっていくイメージがあって。ひとつずつ積み重ねてオレンジ色が広がっていけば、もっと暖かく相談しやすい環境が持てるのかなと思います。周りの皆さんは緑色ですね。自然の緑に癒されるように、輪の中にいるだけで安心できて、エネルギーをもらって次へ向かうことができる。私にとってのパワースポットみたいな存在です!(笑)